勘定縄(かんじょうなわ) 【'14/1/11】

 今日は、年初めの行事として【勘定縄】をしました。

              【新しく吊り下げられた今年の勘定縄】
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勘定縄は、毎年1月11日に芝原町と柴原南町住民が一年交代で大綱を作り
玉緒神社前の道路を横断して吊り下げます。この大綱には、注連縄とお札
が飾り付けられ、【悪霊】が町内に入ってこないように「不動明王に村中の安
全」を祈願
します。

いつ頃から始まったか起源は定かでありません。又、勘定縄は滋賀県でも、
湖南・湖東地方だけにあるそうで、村の入口にある道路に吊り下げられる
ことが多いと言われてます。

今年は、芝原町鍛冶屋出組(17戸)の当番です。朝、8時前に各戸から男が
前日までに準備した藁を1束ずつ、玉緒神社に持ち寄ります。

                     【玉緒神社】
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                     【藁を持ち寄る参加者】
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                     【境内で火を囲む参加者】
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組割頭の挨拶で始まり、まず昨年の古い大綱を外します。古くなった大綱は
昨年の台風で切れたのでしょうか。二つに分かれて木とポール側に垂れ下が
っています。大綱を木に巻き付けた位置と回し方を確認します。
それを外すと今度は境内の石畳に伸ばし、大綱の全長と注連縄の取り付け
位置、数量を確認していきます。

                     【古い大綱を木から外す】
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                     【古い大綱の確認】
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それが終わると、各戸から持ち寄った藁で大綱と注連縄を作る人に分かれて、
作業開始です。
この勘定縄は、8年に1回しか鍛冶出組に回ってこないため、初めて参加する
人や、数回作ったことがあるベテランの人など様々です。
50年ぐらい昔、農家はどこの家でも農閑期に縄や俵を藁で編む仕事をしていま
した。それで、ほとんどの人は縄を編むことが出来ました。しかし、現在ではそ
の必要がまったくなくなりました。8年も縄を編む期間がないと、誰もが忘れてし
まっています。大綱は、長老の指導を受けながら3~4人がかりで編んで、仕上
げていきます。
又、注連縄は左右3~4本ずつ藁を掌でよじりながら左巻きに編んでいきます。
全員がうまく縄が編めるようになるまで1時間くらいかかりました。 

                  【藁を柔らかくするために木槌で打つ】
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                  【編んだ大綱の仕上げ作業】
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                   【注連縄を編む作業】
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特に、注連縄は132本も作らなくてはならず、たいへんな労力です。全部作り終
えるのに12時までかかってしまいました。 
出来上がった大綱を石畳に伸ばし、そこへ注連縄に杉の枝で飾付け、12本ず
つ束にして11箇所にくくり付け、中央に藁で作った輪とお札を取り付けてやっと
完成です。 

                     【大綱を伸ばし飾付け】
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                     【中央の輪とお札】
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                     【飾付けられた注連縄】
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ここからが、又たいへんです。先ほどの木に大綱の端を巻き付け、もう一方の
端を神社側のポールにくくり付けます。
数人が、30分程かかってやっと吊り下げることができました。 

                     【大綱を吊り下げる準備】
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                     【大綱の端をを木に巻きつける】
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                     【大綱を横断する】
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                     【大綱の完成】
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これで、今年も両町内には悪霊が入ってこなくなり、災害や疫病から守ること
が出来ます。 
今年も、りっぱな勘定縄ができ、参加者は大満足です。 
私達は、今後もこの行事を伝承していきます。
今年は、NHKが【勘定縄の製作過程】を取材に来られていました。近々に放映
されますので見てくださいね。


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